医局便り
【学会参加】第16回日本子ども虐待医学会学術集会
- 2025.09.24
2025年8月23日・24日に福岡国際会議場で開催された第16回日本子ども虐待医学会学術集会に参加してきました。当科からは大江美佐里先生が、特別講演「ICD-11におけるcomplex PTSD:児童期マルトリートメントの短期・長期的影響」をご担当くださいました。また、大会長の神薗淳二先生からお声かけをいただき、千葉比呂美先生、石田哲也先生とともに、シンポジウム「虐待の背景で押さえておきたい精神医学〜親の精神疾患から希死念慮の対応まで〜」を担当いたしました。
個人的には、子どもと家族のメンタルクリニックやまねこの菊地祐子先生と20年ぶりに再会できたことがとても嬉しく、また国府台病院児童精神科の箱島有輝先生、福岡大学精神神経科の吉村裕太先生ともご一緒できて、心強さとあたたかさを感じる交流となりました。
小児救急の先生方が中心となって築き上げておられる学会に精神科医としてお招きいただき、虐待の背景に思いを寄せながら支援を模索されている先生方と議論できたことは、大変ありがたく、心に残る経験となりました。(文責:松岡美智子)
